
箱のふた(表紙部分)に、『土左日記』冒頭の 「をとこもすといふ日記といふ物 をゝむなもして心みむとてする」 の文字が書かれていること、ご確認いただけましたでしょうか? ふつう、『土佐日記』の冒頭といえば、 「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」 のほうが はるかになじみ深いと思いますし、私も又 そのように 暗誦してきた一人です。 このお写真を撮られた なぎさんも そのことを不思議に思われた らしく、藤原定家と平安朝古典籍の書写校勘に関する総合データ ベースのサイト定家本古典籍データベース研究会に行って、確認 して下さったのです。 というわけで、なぎさんからのご報告によりますと、この 「をとこもすといふ日記といふ物 をゝむなもして心みむとてする」 というのは、「土左日記(尊経閣文庫本)」のコーナーの「土左日記 翻字データベース」と(どこで改行するかということまで含め)、そっ くりそのまま 同じなのだそうです。 大伴茫人さんも、『土佐日記』の伝本が「土左」となっている表記に こだわっている と書いておられましたが、本当に かなりのこだわ りをお持ちのご様子ですね! (^o^) |
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