[PR]中古車探しはガリバー:在庫多数、全車保証つき!

「香炉峰雪撥簾看」

中宮定子からの「少納言よ、香炉峰の雪いかならむ」の問いに対し、清少納言が
唐の詩人白居易の七言律詩「香炉峰下新卜山居 草堂初成偶題東壁」の中の
「香炉峰雪撥簾看」(香炉峰の雪は簾を撥げて看る)のフレーズをとっさに思い浮
かべ、御簾を高くあげてみせた話は とても有名ですよね。
                                                    
この場面を風俗博物館さんでは、かつて こんなふうに再現されました。

ちなみに、これは正式に展示されたものではなく、そのだインターネットキャンパ
五島邦治先生の歴史講座の授業の中で、「こんなのが見たい!」と言い合
っていた そのリクエストに 応えて下さったもののうちのひとつです。
(写真は その時に拝見したものを 風俗博物館さんの許可を得て 今回使わせ
ていただきました。)

これの さらにバージョンアップされたお写真が、2002年の7月から風俗博物館
の受付で購入できるようになった小冊子「源氏物語六條院の生活 風俗博物館」
(私が行った時には 400円)の17〜18ぺージの上にかけて載っていますので、
行かれた方は 是非ゲットされた上で、ご覧になってくださいね!

この小冊子「源氏物語六條院の生活 風俗博物館」は本当にお値打ちで、風俗
博物館ファンには たまらない1冊です!!


さて、せっかくですから、「香炉峰下新卜山居 草堂初成偶題東壁」も すべて引
用しておきますね。なお、ここに示した書き下し文は、私が小学生の時に覚えた
ままのものですので、どなたによる書き下し文なのかは 不明です。

香炉峰下新卜山居 草堂初成偶題東壁 
香炉峰下 新たに山居を卜(ぼく)し 草堂初めて成り偶(たまたま)東壁に題す

日高睡足猶慵起  日高く睡り足りて猶(なお)起くるに慵(ものう)し
小閣重衾不怕寒  小閣に衾(きん)を重ねて寒(かん)を怕(おそ)れず
遺愛寺鐘欹枕聴  遺愛寺の鐘は枕を欹(そばだ)てて聴き
香炉峰雪撥簾看  香炉峰の雪は簾(すだれ)を撥(かか)げて看る
匡廬便是逃名地  匡廬(きょうろ)は便(すなわち)是れ名を逃(のが)るるの地
司馬仍為送老官 司馬(しば)は仍(なお)老を送るの官為(た)り
心泰身寧是帰処  心泰(やす)く身寧(やす)きは是れ帰する処
故郷何独在長安  故郷 何ぞ独(ひとり)長安にのみ在(あ)らんや


話はちょっと横道にそれますが、私にとって、古典との最初の出会いは 百人一
首でした。

お正月になると 子供そっちのけで大人が遊んでいた 百人一首の仲間に入れて
もらいたい一心で、私は 幼稚園に通っているころから 百人一首を覚え始め、小
学校の低学年の頃には すでに百首全部覚えていました。
特に お姫さまは絵がきれいだったのに惹かれて、紫式部の「めぐりあひて...」
も、清少納言の「夜をこめて...」も 歌と名前をセットで覚えていたものです。

その当時、私は大変内気で、通知票には いつも「消極的すぎます。もっと積極
的に!」とばかり書かれているような子供でした。(今、「ウソだ〜!!」という
お声が あちこちのモニターの前から聞こえてきたような気が・・・笑)
そんな私にとって、母から教えてもらった 清少納言の「香炉峰の雪は...」の
話は、まさにあらまほしき積極性を示す内容で、私にはない 清少納言の行動力
に 本当に 強くあこがれたものです。

というわけで、今、私が こんなサイトをやっておりますのも、そのルーツをたどっ
ていきますと この「香炉峰雪撥簾看」(香炉峰の雪は簾を撥げて看る)に 行き
着く・・・という次第なのでした。つまり、御簾を高くあげてみせるこの場面は、私
にとって 最高に印象深いシーンとして 今もなお脳裏に焼き付いているのです。

風俗博物館さんには、六條院を舞台とした再現だけでなく、このような素敵な場
面も 今後はどんどん再現していっていただきたいな〜!! と、願わずにいら
れない私なのでした。


(注)その後、2005年10月からの風俗博物館さんの展示で、この場面が本当
に再現されました!

『枕草子』第二百八十段より「香炉峰の雪は簾を撥げて看る」の名場面を、是非
ご覧下さいね!

源氏の部屋 風俗博物館を10倍楽しむ!TOP 


[PR]何かを探す前に無料占い:当たる!無料占い『スピリチュアルの館』